本革を纏う。国内ブランドのレザーアイテム特集

· 山崎恭平(ONDO編集長)
本革を纏う。国内ブランドのレザーアイテム特集

Image by: junhashimoto

合成皮革ではなく本革(レザー)を使ったアイテムは、経年変化という「時間を味方につける」楽しみ方ができる。ここでは、ONDOがこれまで確認してきた国内ブランドのレザープロダクトを、素材へのアプローチ別に紹介する。

テーラリングとしてのレザー:junhashimoto

junhashimotoは、コンセプト「japanese classico」のもと、上質なカウレザーを用いたライダースジャケットをブランドの象徴として掲げている。イタリアで培った美意識と日本の「粋」の精神に基づいた繊細な仕立てが特徴で、レザージャケットの価格帯は約5万円〜17万円台。機能性と洗練された佇まいを両立させた、大人のレザーアウターの選択肢だ。

ソールに宿るレザー:Maison MIHARA YASUHIRO

Maison MIHARA YASUHIROのレザーは、ジャケットではなくスニーカーに現れる。代表作「WAYNE」の”OG Sole Leather”モデルは、アッパーにレザーを使いながら、デザイナー自身が型取った溶けたようなソールと組み合わせる。価格は5万円台〜。革靴の伝統的な佇まいと、解体的なソールのデザインが同居する、このブランドならではの一足だ。

伝統技術としてのレザー:visvim

visvimは、レザーとハイテクソールを組み合わせた「モカシン」系のシューズ(FBTなど)を象徴的なアイテムとして持つ。天然藍を用いた「どろぞめ(DOROZOME)」や、手縫いのグッドイヤーウェルト製法など、職人技と時間をかけた素材加工にこだわり抜く。価格帯はアウターで10万円台〜30万円台、シューズも8万円台〜と、国内ドメスティックブランドの中でも高価格帯に位置する。

一点物としてのレザー:PANDEMIXXX

PANDEMIXXXは、皮革を使ったオーダーメイド品を軸に活動するデザインチームだ。デザイナー自身が縫製・加工まで手がけるため、量産ラインには乗らない一点物のレザープロダクトが生まれる。ファイヤーパターンのアップリケを施したレザーバケットバッグなど、ストリートの記号をラグジュアリーの文法で語り直す作風が特徴。

小物としてのレザー:WACKO MARIA

WACKO MARIAのスポットアイテムには、エンボスレザーベルト(23,100円)のようなレザー小物も定期的にラインナップされる。メインのウェアに比べると手頃な価格帯で、ブランドの世界観をレザーアイテムから取り入れたい人の入口になる。

選び方のヒント

レザーアイテムは「育てる」前提で選ぶと満足度が高い。ジャケットやシューズのように長く使うメインアイテムか、ベルトのように気軽に取り入れられる小物か——予算と使用頻度を先に決めてから、上記のブランドを見比べてほしい。各ブランドの詳しい沿革やサイズ感は、ブランド辞典の個別ページで確認できる。

FAQ

Q. 国内ブランドでレザーアイテムが強いのはどこ?
A. 本記事で確認した範囲では、junhashimotoのレザージャケット、visvimのモカシンシューズ、PANDEMIXXXの一点物レザーバッグが特に評価が高い。
Q. レザーアイテムは高いイメージがあるが、価格帯は?
A. ブランドや部位により幅がある。ベルトなど小物は2〜3万円台から、ライダースジャケットなどメインアイテムは5万円台〜17万円台まで確認できた。

※掲載内容は公開時点で確認できた情報に基づきます。価格・取扱状況等の最新情報は、各ブランドの公式発表をご確認ください。