【BRAND FOCUS】MYOHA──「なんか今日、調子がいい」をつくる服

· 山崎恭平(ONDO編集長) · コラム・考察
【BRAND FOCUS】MYOHA──「なんか今日、調子がいい」をつくる服

Image by: MYOHA

ONDOが注目するブランドを深掘りする連載「BRAND FOCUS」。第2回は、「体感型コンディショニングウェア」を掲げるMYOHA(ミョウハ)を取り上げる。ファッションと機能の境界で、いま最も面白い実験をしているブランドのひとつだ。

リカバリーウェアの「逆」を行く

近年市民権を得たリカバリーウェアは、基本的に「疲れてから着て、回復させる」ためのものだ。MYOHAの発想はその逆を行く。不調になる前に、日常から整え続ける——楽器を調律するように、からだの状態をチューニングし続けるという考え方だ。掲げるコピーは「なんか今日、調子がいい。」。大げさな効能ではなく、この控えめな一言に思想が集約されている。

ラインは3つ。日常を整える「MYOHA APPAREL」、アスリートのパフォーマンスを支える「MYOHA ATHLETE」、そして妊娠期・産後と赤ちゃんに向けた「MYOHA BABY」(開発中)。Tシャツからインソールまで、素材を軸にプロダクトが広がっていく構成になっている。

MYOHA ATHLETEのインソール

王者が練習で着る、という説得力

着用者には、第5代RISEフェザー級王者の門口佳佑や、フラッグフットボール日本代表の植松遼平といったアスリートが名を連ねる。門口は「蓄積する疲労感が軽減され、練習の質が上がり、試合のパフォーマンス向上に繋がっている」とコメントを寄せている。

興味深いのは、ブランド自身のスタンスだ。着用前後の酸化ストレス測定で数値の変化を確認しつつも、「改善を保証するものではありません」と明記する。効能を煽らず、体感とデータの両方を淡々と提示する誠実さは、この領域では珍しい。

オーダースーツの会社が、なぜ「調子」なのか

MYOHAを手がけるのは、大阪でオーダースーツ事業を展開してきた株式会社PGM。全国63拠点で大人の服と向き合い続けた末に辿り着いたのが、「服で身体そのものを整える」という次のテーマだったという。服の役割を「見た目」から「状態」へ拡張する——テーラリングの会社だからこそ説得力のある転回だ。

ウェルネスとファッションの距離は年々縮まっている。機能素材をモードに翻訳してきた国内ブランドの系譜に、MYOHAは「コンディション」という新しい軸を持ち込んだ。全国の整体院やジムで開催される体感会から試せる。まずは一枚、日常に混ぜてみてほしい。

出典・参考

※掲載内容は公開時点の情報です。価格・発売日・在庫等の最新情報は、出典元および各ブランドの公式発表をご確認ください。

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